大阪賃貸マンション改修計画

大阪のとあるマンションの一室を賃貸している部屋の改修です。
この部屋は長くある方が住んでいたのですが、退去されたということで、改修の手を入れることに。

プランは一般的な中廊下型です。間取りの中心に廊下があり、それを囲むように部屋を配置する形式です。マンションは部屋数を多く取ることが主流ですが、設計段階では賃貸マンションとなると、どのような方が住んで生活するかがわかりません。そこで、広い部屋を確保してその空間で様々な行為ができたり、少し仕切りたい時には家具の配置を工夫することで自分好みの広さを確保することができるようにすれば、多くの人に対応できるのではないかと考えました。


改修前

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設備機器はかなり年季が入っています。特にキッチンは時代を感じさせますね。
間取りは3DKです。1つの押入れが2つの部屋から出し入れできるようになっていたり、新築当初から少し改修をした形跡があります。
2つの部屋とDK(ダイニングキッチン)の間仕切りをとると、1つの大部屋になりそうなので、3DK→1LDKへ変更する計画です。
1室は廊下を経由して入る独立した部屋になりますので、寝室や物置などお客さんがきてもちょっと隠しておきたい部屋として使えそうです。


施工中

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コスト上の配慮から、解体する箇所を少なくして解体人工・破棄費用を軽減しました。特にマンション上層階は運び出すのに一苦労なので、解体費の配慮は必要です。ただ、床は畳の部屋とフローリングの部屋とで段差があったため高さ調整には下地のほとんどを取る必要がありました。
両方から出し入れできる押入れは新築でもありかもしれない面白さがありました。工事中で気づきましたが、写真方向からが元からあった押入れ扉で反対側は壁を壊して扉にした模様です。


竣工写真

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賃貸は住み手不在の中で設計を進めるので、要望をお聞きすることができません。
他にはないここでしかできない生活スタイルと、余白を残して住みてとなる方がアレンジしやすい空間を作ることを注意しながら設計をしました。そのせいか、家具のない部屋はなんだかさみしいですね。
床はキッチン周辺には液体をこぼすことを考慮して拭きやすい材料、その他の部分は木材仕上げとして温かみのある材料としました。
照明はいくつかのエリアと方法を用いて、スイッチを複数つくります。点ける数を多くすると明るくなっていくことはもちろんですが、点ける照明のパターンによって空間の雰囲気を変えられるようにしました。

改修後しばらくして入居者さんが決まったとの連絡を受け一安心です。